【基礎知識】実はワインの種類は4つに分類されている

ワイン素人さんむけの記事

ワインは原料を発酵させて作られた「醸造酒」

「ワインってそもそも何?」という人もいるかもしれないので、僕がここでしっかりと説明させてもらいます。

ワインというのは、ブドウを原料とした醸造酒です。
醸造酒は、酵母を利用して発酵させることでアルコール度数を徐々に高めて作られるお酒のこと。

つまり、ブドウを発酵することで出来上がるお酒が『ワイン』ということになりますね。

ポイントは「ブドウ」と「発酵」です。
この2つをクリアしていなければ、ワインと呼ぶことはできません。

時々“リンゴのワイン”とか“洋ナシのワイン”なども見かけますが、厳密にはこれらはブドウを使っていないのでワインではないんです。

日本では定義がかなり曖昧ですけど、ワインの本場であるヨーロッパではブドウ以外は完全にNGなので気をつけたいですね。

【ワインの条件】
①ブドウを原料としていること
②発酵させてアルコール度数を徐々に高めていること

『スティルワイン』=炭酸が全く無い普通のワイン

ワインと聞いてすぐに頭の中でイメージするのは、きっと赤ワインですよね。
白ワインの人もいるかもしれません。

どちらも炭酸が入っていない非発泡性のワインですが、これらは『スティルワイン』という種類に分類されます。

英語では「Still Wine」と書くんですけど、“Still”は「動きのない」であるとか「炭酸が入っていない」という意味を持つ英単語。

このことから、多くの人が知っている赤や白のワインは『スティルワイン』と呼ばれているわけです。

この種類に分類されるワインは、他にロゼワインがあります。
もちろん炭酸が入っていないことが条件ですよ。

とは言っても、発酵を利用して作られる以上、製造過程や瓶詰めされた後にほんの少しは炭酸が発生してしまうこともあります。

ですのでフランスやイタリアなどでは、ガス圧が1気圧未満であれば『スティルワイン』と表現できるルールになっているんです。

【身近なスティルワイン】
・赤ワイン
・白ワイン
・ロゼワイン

スティルワインである、赤ワインと白ワインの味の表現についても記事でまとめていますので、コレを知ればもっとワイン選びが楽しくなると思います♪

『フレーバードワイン』=スティルワインに+αしたワイン

画像引用元:http://give-me-wine.com/recipe-sangria/

上で紹介したスティルワインに“他の何か”を加えて風味を変化させたものを『フレーバードワイン』と呼びます。

“他の何か”の例を挙げてみましょうか。

・ハーブ
・スパイス
・スピリッツ
・リキュール
・フルーツ
・シロップ

このように、いろいろなものがスティルワインに混ぜられて『フレーバードワイン』は作られています。

“アロマタイズド・ワイン”と表現されることもありますし、“香味付ワイン”などと呼ばれることもありますね。

中には癖の強いものもありますが、個人的にはワイン初心者が飲みやすいのはこの『フレーバードワイン』だと思っています。

「サングリア」は聞いたことがありませんか?
ワインに柑橘系フルーツやリンゴ、ベリーなどを入れて作られる甘いワインです。

これならジュースのように飲めるので、ワインの酸味が苦手な初心者にもおすすめできます。
女性にも大人気のフレーバードワインですよ。

他に、ヴェルモットやグリューワインなどが有名どころですね。

【身近なフレーバードワイン】
・サングリア
・ヴェルモット
・グリューワイン

『スパークリングワイン』=発泡性があるワイン

炭酸が入っていない非発泡性ワインをスティルワインと呼ぶのに対して、炭酸が入っている発泡性のワインは『スパークリングワイン』と呼ばれています。

ワインに興味がなくても、聞いたことくらいはあるかもしれません。

飲んだ時にシュワシュワと感じるほどの炭酸が入っているワインであれば、それは『スパークリングワイン』です。

有名なのはシャンパンですね。
ただ、スパークリングワイン=シャンパンと覚えてしまうと、ちょっと危険。

実はこの2つは同じ意味ではないんですよ。
勘違いしている人も多いので、あまり自慢気に人に話すのは控えておきましょう。

化学に詳しい人なら知っているかもしれませんが、スパークリングワインの炭酸は二酸化炭素です。

二酸化炭素を含んだワインの作り方にはいくつか種類があって、それぞれ少しずつ弾け方や味わいが変わってくるところも面白いところなんです。

【身近なスパークリングワイン】
・シャンパン

『フォーティファイドワイン』=アルコール度数を高めたワイン

ちょっと上級者向けになりますが、『フォーティファイドワイン』と呼ばれるワインが存在しています。

初心者でもワインにのめり込めば絶対に出会うことになりますから、今のうちに知識として持っておいてもいいのかもしれません。

『フォーティファイドワイン』は、日本語では“酒精強化ワイン”と表現されます。

わかりやすく言うと、アルコール度数を上げたワインのことです。

スティルワインなどはだいたい10度から14度くらいですが、『フォーティファイドワイン』は18度前後、高いものだと22度くらいのアルコール度数となります。

スティルワインと同じように作り始めるんですけど、途中でブランデーなどのアルコール度数の高いお酒を加えて、この『フォーティファイドワイン』は作られます。

スペインで作られている「シェリー」や、ポルトガルの「ポートワイン」などが有名ですね。

この2つにポルトガルの「マデイラワイン」とイタリアの「マルサラワイン」を加えたものが、世界4大フォーティファイドワインと呼ばれています。

【身近なフォーティファイドワイン】
・シェリー
・ポートワイン