【フランス代表】ボルドーワインとブルゴーニュワインの違いを比較!

ワイン素人さんむけの記事

ボルドーもブルゴーニュもフランスのワイン生産地

ワインの2大産地と言われている「ボルドー」と「ブルゴーニュ」。
これらはどちらもフランスにあります。

ボルドーで作られているから“ボルドーワイン”、ブルゴーニュで作られているから“ブルゴーニュ”と呼ばれているんですけど、これ自体は銘柄ではありません。

あくまでも、これらのエリアで作られているから、このようにまとめて表現されているだけなんです。

ボルドー地方

ワインの特徴の前に、それぞれのエリアについて紹介しておきますね。

ボルドーは、フランス南西部にある街で、ジロンド県の県庁所在地でもあり、かなり栄えている都市なんです。

ワインが作られていると聞くと田舎のブドウ畑をイメージするかもしれませんが、このエリア自体は都市開発も進むなど、とても賑やかな街なんですよ。

ただ、近くには大西洋があり、街にはガロンヌ川という大きな川が走っています。
その近くは特に自然が広がっており、他にもジロンド川やドルドーニュ川の近くでは面積の大きなブドウ畑が広がっています。

ブルゴーニュ地方

一方のブルゴーニュは、フランスの東部に位置しています。
コート・ド・ニュイやオート・コート・ド・ニュイなど全部で8つのエリアから成っており、これらのエリアで作られたものだけがブルゴーニュワインとして認められているんです。

このエリアの中心にはディジョンという街があります。
コート=ドール県の県庁所在地ですね。

そこからソーヌ川やリヨンに繋がる一帯はワイン街道と称されるほど、世界中でマニアやセレブが喜ぶワインが作られています。

日本でも有名な「ボジョレー・ヌーボー」もブルゴーニュワインの1つで、このエリアの南にあるボジョレーという地域で作られているんですよ。

ボルドーワインの特徴

画像引用元:http://iewine.jp/article/1399

ボルドーワインを知る上で必ず押さえておきたいのが、「複数の品種のブドウを使って作られている」という特徴ですね。

これによって様々なブドウの味や香りを複雑に絡み合わせることができるので、飽きのこないワインに仕上がります。

赤ワインは比較的重いものが多いです。
長い期間熟成することで旨味が増すタイプが作られる傾向がありますから、ワイン好きにたまりません。

また、貴腐ワインの産地としても有名です。

こちらは初心者や女性にも人気のタイプですから、ボルドーワインは誰にとっても重要な存在と言えます。

ボルドーワインは、しばしば「ワインの女王」と言われることもありますね。

これは複雑な味わいと香り、さらにはそれらが熟成などによって移り変わる様子を女性に例えたことが由来とされているようです。

ボルドーワインのボトル

ボルドーワインの入っているボトルは、肩が張っている形になっています。
いわゆる“いかり肩”のような感じ。

ワインは醸造する過程で、“澱”と呼ばれるカスのようなものが発生することがあります。

ボルドーワインは複数の品種のブドウを使うことから、この澱が出やすいのですが、ボトルからグラスにワインを注ぐ際、余計な澱がグラスに出ていかないように、ボルドーのボトルはいかり肩のように張った形になっているんです。

ボルドーワインの格付け

ワインにはしばしば格付けがされますが、ボルドーワインには独自の格付け制度が存在しています。

ボルドーでは、畑ごとに所有者が分かれています。
各ワイナリーがそれぞれ畑を持っていることになりますが、このワイナリーごとにランクが付けられているんです。

メドックやソーテルヌでは1855年に格付けが行われ、その後、1950年代半ばにグラーヴやサンテミリオンでも格付け制度が作られ、ワイナリーごとにランクが決められました。

この格付けは、地域ごとに行われているのも特徴的。
メドックやソーテルヌでは1973年を最後に格付けが動いていない一方で、サンテミリオンでは10年ごとに格付けが改められます。

ブルゴーニュワインの特徴

画像引用元:http://iewine.jp/article/1431

ブルゴーニュワインの最大の特徴は、1つのブドウ品種のみでワインが作られていることですね。

しかも、ピノ・ノワールやガメなど、使える品種もあらかじめ決められています。

1つのブドウだけを使っていますから、味や香りはとても個性的で主張が強いです。

ボルドーワインの“ワインの女王”に対して、ブルゴーニュワインは「ワインの王」と呼ばれていますが、これは、力強い主張と、他では決して真似できないほど質の高いものに仕上がるためです。

ブルゴーニュワインのボトル

ブルゴーニュワインが入れられているボトルは、とてもなだらかで丸みを帯びたフォルムになっています。

ボルドーワインのいかり肩に対して表現するなら、“なで肩”になっているのが特徴ですね。

ボルドーワインと比べて澱の発生が少なく、苦味も小さいのがブルゴーニュワインです。

なで肩にしても澱が出てくる心配がほとんどないことと、昔は地下に保存されていたので、限られたスペース内で効率よく保管できるように、なで肩ボトルになったそうです。

ブルゴーニュワインの格付け

ブルゴーニュワインは、ワイナリー単位ではなく畑ごとに格付けがされ、レベルが分かれています。

もっとも質が高いと認められると与えられるのが「グラン・クリュ」という格付け。
次は「プルミエ・クリュ」です。それ以下のものは「アペラシオン」という言葉をつけて商品名とすることができます。

そのほか、ボジョレーのようにオリジナルの格付けをしているエリアもありますよ。

格付けがあることを知っておくだけでも、ワインの見方が変わってくるはずです。